当院では、最新鋭のレーザー治療器を導入しております。レーザー治療は、痛みや不快感が少なく、患者さんの体にとって非常にやさしい治療法として知られています。当院では歯周病治療をはじめ、多くの治療にレーザーを利用しております。
当院では、最新鋭のレーザー治療器を導入しております。レーザー治療は、痛みや不快感が少なく、患者さんの体にとって非常にやさしい治療法として知られています。当院では歯周病治療をはじめ、多くの治療にレーザーを利用しております。
レーザーとは、単一の波長からなる拡散しない光線のことです。物質に当たると熱エネルギーに変わる性質があり、この時に起きる蒸発熱を治療に利用します。320μmという、極細い光線なので、お口の中の微細な部分の治療も行うことが可能です。
レーザーにはいくつか種類があり、機器によって治療内容が異なります。
当院で使用しているのはNd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザーです。
Nd:YAGレーザーには、組織を透過するという特徴があります。そのため、レーザー光を照射すると、レーザーが透過した刺激によって組織が活性化され、創傷が治りやすくなるという性質があります。また、止血効果がすぐれているので、外科手術に多く使用されています。当院では歯肉炎・歯周炎の緩和、歯肉の黒ずみ除去、根管治療、口内炎の治療などを行います。
痛みや出血のない治療が、さまざまな症例に応用されています。
レーザーを使わない従来の治療法では、スケーリングやSRPという専用の器具や機械を使って歯周病菌を除去したり、あるいは薬剤を使って消毒・殺菌するという方法がとられています。しかし、これらの方法では歯周病菌を完全に取り除くことがでず、とくに歯周ポケットが深い場合やその形状が複雑な場合は、細菌が残ってしまう恐れがあります。
レーザー治療では、患部にレーザー光を何回か照射することにより、歯周ポケット内部の細菌を完全に死滅させることができます。膿がたまっている場合には、その排出を促進します。レーザーには炎症を鎮め、創傷の治癒をはやめる効果もあります。術後に出血したり痛んだりすることがないので、すぐに仕事をすることも可能です。
※当院では必要に応じて従来のSRPと組み合わせた治療を行っております。
根管治療とは、歯の内部にある神経や血管が通った根管と呼ばれる細い管の中を清掃し、消毒する治療です。従来の治療では、ファイルと呼ばれる針金状のヤスリで少しずつ細菌に感染した神経などを削り取って行き、完全に取り除いてから消毒剤などで内部を消毒・洗浄し、充填剤を詰めます。しかし、感染した部分がごくわずかでも残っていると再感染する可能性があります。
レーザーを使った根管治療では、レーザーによる熱エネルギーで根管内にある細菌に感染している部分や、状態の良くない歯肉を蒸散(蒸発)させ、根管内を殺菌・消毒、乾燥させることができます。出血を抑え、痛みも緩和するので、不快感が少なくてすみます。また、歯髄に残ったタンパク質の凝固・無菌化もできるので、より確実な治療が行えます。
むし歯治療といえばヤスリのついたタービンを高速に回転させ、むし歯に感染した部分を削り取るという治療が行われています。多くの歯科医院で行われている治療法ですが、タービンによる振動やキーンという音が不快感や恐怖感を与えるというデメリットがあります。
レーザー治療では、初期のむし歯の場合、まずレーザーを照射して患部を殺菌し、フッ素を塗布して再石灰化を目指します。また、むし歯を治療できるレーザーを使った治療では、瞬間的な高熱によってむし歯の部分を蒸散させてしまうので、痛みや振動を感じることがありません。また、レーザーを照射することにより酸に対する歯の耐性が強まるので、むし歯になりにくい歯にすることができます。
フッ素塗布後にレーザーを照射すると、むし歯予防の効果も得られます。
シーラントとは、奥歯の噛み合わせの溝の部分にプラスチックを埋め込むことによってむし歯を防ぐ方法です。
レーザー治療では、まずシーラントを行う部位に反応剤を塗布してレーザーを照射します。その後にシーラントを行うことで、予防効果を高めることができます。
顎が痛い、口を大きく開けられない、口を開けると音がするといった症状が現れるのが顎関節症で、ときには顔面の痛みや肩の痛み、頭痛などの症状が現れることもあります。治療にはマウスピースなどを用いますが、レーザーによる治療も有効です。
顎関節(下顎頭部=耳の穴の手前)にレーザーを照射します。すると照射部位が温かくなり、顎の痛みや開口障害が緩和されます。
※当院では、東洋医学的な知見を活かし、経穴にレーザーを照射することで効果を上げる治療を行っております。
口の粘膜に潰瘍ができ、激しい痛みをともなう口内炎や、入れ歯が当たる部分にできる潰瘍などは、従来の治療ではステロイド系の軟膏を塗る方法がとられており、通常、治癒するまでには1週間から10日ほどかかります。
しかし、レーザーには殺菌・消毒効果があり、粘膜組織を活性化する働きもあるので早く治癒するという効果があります。また、麻酔効果もあるので、治療に麻酔をかける必要がないのも特長です。
通常のメスを使った切開では、出血が多く、縫合も必要になります。レーザーの場合は、切開すると同時に止血・殺菌するので出血がなく、縫合する必要もありません。
上唇小帯(上唇と歯ぐきを結ぶ膜状の部分)を切除するときにも、レーザーを使います。治癒をはやめる効果があるので、施術後1日でも浸みる程度の痛みですみます。
血管腫とは、細い血管が異常に増殖してできる腫瘍状の塊です。
これを切除するのにも、レーザーを利用します。
メラニン色素が沈着して、黒ずんでしまった歯ぐきや粘膜の治療に利用します。
従来の治療法では、エタノールなどの薬剤を塗布してメラニンを除去します。
レーザー治療では、レーザーを照射する部分に墨などの反応剤を塗布し、表皮を1枚剥がすように焼きながら除去します。1週間〜10日程度で健康的なピンク色の歯ぐきになります。
※施術前に表面麻酔を行います。(痛みはありません)
ブラックマージンとは、金属を使ったさし歯で、時間とともに金属部分が溶け出し歯と歯ぐきの境目が黒ずんで見える状態をいいます。レーザーを使い、メラニン色素を除去する要領で黒ずみを取り除きます。
※上記以外のご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。